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Archive for 4月 3rd, 2015

照明器具の歴史

照明器具の歴史を知る

夜でも気軽に外出ができる今現在の世の中を生きる私たちに、照明器具がなかった時代の世界が想像できるだろうか。

照明器具がなかった大昔は、夜は街でも暗闇に包まれた恐ろしい世界でした。
夜の闇夜は想像力を高ぶらせ、妖怪や幽霊などの存在も多く歴史上残っているのも、暗闇のせいだったかもしれません。
また、静まりかえった通りでは盗賊や辻斬りなどが横行していたので、江戸時代には夜になると町の木戸はおろされ基本的には家から遠出ができなかったのです。
中世のヨーロッパでも同様でで、日が沈むと同時に城門は閉じられ、町の人々は家に帰ると暑い扉に閂をおろし、さらに鍵をかけて夜の不安から身を守る準備をしていました。

ヨーロッパではガス灯が日本よりもおよそ50年も早くに登場しています。
一方日本では、江戸時代に灯心に油を浸したものや、蝋燭を和紙で覆った行灯や提灯などといった照明器具のが発達していきました。
その明るさはテレビ番組の時代劇にでてくるような明るいものではなく、灯具の近くでやっと文字が読める程度であったといわれています。

江戸時代の初めに京都で石油ランプの街頭が生まれ、横浜にはガス灯が道路灯として設置されました。このことによって、提灯を持たない夜でも通りを歩くことができるようになり、照明器具の発達と同時に明るくなっていく商店街ほど繁栄していくこととなったのです。